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オーディオショップ『試聴屋』オーナーが個人的な日記を書いています。
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UltraDrive Pro(DCX2496) 3台め
DCX2496x3A.jpg


 マルチ用に使っているUltraDrive Pro(DCX2496)です。三台並んでいるのは理由があって、一番下が最も古く、その上が少し新しいもの、一番上が最近買ったものです。下の2つは内部に手を入れてあり、電解コン交換、クロック交換、電源部の改造などをしたもので、通常使っているのは一番下の機種です。見た目は全く同じですが、内部の基板やROMのバージョンが少しずつ変わっており、一番新しいモデルは「192kHz 24bitの信号を入れても音が出る」といううわさを聞いて、それを確かめるために買ってみたものです。

 さっそくハイサンプリング音源(176kHz 24bit)を入力してみたところ見事に音が出ました。DCX2496は内部処理が96kHzサンプリングなので192kHzの信号を入れても内部で96kHzに変換されてしまい、本来のハイサンプリングの音にはなりませんが、下の2機種は音すら出ませんでしたので、それに比べれば音が出るだけありがたいです。


DCX2496x3B.jpg


 192kHzで処理してくれるデジタルチャンデバがあれば一番いいのですが、なかなか適当なのがありません。今だとアキュフェーズのDF-55くらいですね。もっと安価で使いやすいデジタルチャンデバが出てくれるのを待つしかないようです。
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6WAYオールホーンシステム(7)
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OmniMicで簡単に特性を測った結果です。新しいSATIアンプを設置したとき、音出し確認を兼ねて適当にレベルを調整した状態で記録したものなのでけっこういいかげんです。時間をかけてフラットに追い込めばもっときれいになるはずです。一番上の黒い線が全体の合成です。低音ホーンの特性を測り忘れたため低音の特性が載っていませんが、70Hzクロスなので70Hzから下のレスポンスが低音ホーンの分と見ていただいて良いと思います(スーパーツイータの特性も出てませんでした。適当ですみません。)

図を見ると、使用しているアナログチャンデバが12dB専用になっているので、各ドライバーからオーバーラップして出ている帯域が大きいのがわかります。この部分では2つのドライバーから出た音が混じり合い、空間で合成されますので、1つのドライバーから出る帯域に比べて音が濁りやすくなります。なので、特性から見る限り、各帯域をもっと急峻に切って使えばさらに性能を発揮できそうに思います。
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6WAYオールホーンシステム(6)
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中音より上のホーンだけをアップで撮ったところです。CDのサイズを基準にして見ていただくとドライバーの大きさがわかりやすいと思います。写真下の横長のホーンが中音用です。CDの左の黒いホーンが付いているのが中高域用、CDの右が高域用、左の赤いボディがスーパーツイータです。

どのドライバーも特注品なので大きいですが、通常、高域から上の帯域にこれだけ大きなものを使うことはありません。これだけ物量を投入した意味があるのか疑問に思われると思いますが、出てくる音を聴くと納得すると思います。ツイータから出てくる音を近くで聴いてみると、同じ高い音でもどっしり安定感のある高域です。わかりにくい表現ですみませんが、一般的なホーンの高域はシャープで軽いのに対して、このツイータの高域は「重み」を感じます。「中身がしっかり詰まっている」という感じの高域です。最初に聴いたときは「こういう音があるのか!」と驚きました。今はだいぶ慣れましたが、それでもここでしか聴けない音だと思います。
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6WAYオールホーンシステム(5)
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低音ホーンの手前のステージに並べられた機材とドライバーです。この写真には写っていませんが、置き場所が足りないので一部の機材は重ねたり後ろに置いたりしています。

手前にあるのが高域用ドライバー、黒いホーンを付けたのが中高域用ホーン、その左がスーパーツイータです。その左にある黒い箱が最新のSATRIアンプです。SHP-5516Mをベースにして、ホーン用に特別に設計した回路を搭載しています。
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6WAYオールホーンシステム(4)
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低音ホーンを横から見たところです。コンクリート製で部屋に固定しているので、他のホーンと違い1mmも動かせません。他のホーンの開口部と前後位置がずれていますが、設置の関係でこのようになっているようです。デジタルディレイを入れて音が出る位置を合わせれば音像がぴったり合うはずですが、現在の構成ではまだ入っていません。今は聴感上違和感がない程度に合わせてあるだけです。
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6WAYオールホーンシステム(3)
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システムの中央部です。棚の上には左右のチャンデバとCECのCDトランスポート、WADIAのDAC(黒)、その上の白いWADIAはSACDトランスポートです。

中央のラックの上には最新SATRIアンプが左右1台ずつ、ラックの下にアンプ専用電源が2個設置してあり、電源ユニットとアンプユニットの間は専用ケーブルで接続しています。特注SATRIアンプの定格出力は100Wですが、非常に能率が高いホーンなのでせいぜい10W以下しか出しません。このSATRIパワーアンプ群はどれもアッテネータを付けていますので、アッテネータを回してクリックの数を数えて左右合わせることで、アンプのゲインを同じになるように合わせられます。
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6WAYオールホーンシステム(2)
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中央から左半分です。ホーンの隙間にSATIアンプが設置されています。左の壁際にある2台は中音と中高音用です。中央のラックの上にある1台は高音用、チャンデバの上に置いてあるSCA-7511Mk2はスーパーツイーター用です。これだけはアンプが間に合わなかったので暫定です。いずれ同じ黒いアンプに差し替えます。

中央のラックの下に入れてあるのが電源です。このホーン用SATRIIアンプはモノラルアンプで、しかも電源部が独立してケースに収められ、専用ケーブルでアンプ部と接続するようになっています。電源ユニットは5トランス内蔵しており、それぞれアンプの前段、後段用、さらにプラス側・マイナス側用にそれぞれ1個ずつトランスを使うという贅沢な構成です。5番目のトランスはロジックコントロール用の電源を取り出すための制御用です。この特注SATRIアンプは、アンプ側にも電源側にもCPUを内蔵しており、電源ON/OFF時のラッシュ電流の制御や、出力オーバーのチェック、DC漏れ検出、電源が安定してからアンプに電流を供給する回路などが入っています。

左右合計12台のアンプに同時に電源が入ると、ラッシュ電流が大量に流れてこの部屋の契約電流容量をオーバーしてしまい、ブレーカーが落ちてしまいます。それを回避するための制御も内蔵CPUで行っており、少しずつずらして電源が入るように考えられています。このような回路は通常のSATRIアンプには搭載されていません。ホーン専用で使うために、残留ノイズを低く抑えています。回路は最新のSHP-5516M相当の回路が搭載されています。

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6WAYオールホーンシステム(1)
6WAY-01.jpg

エール音響の6WAYオールホーンシステムをお使いのお客様に最新SATRIアンプを納品してきましたので、そのときのようすをご紹介します。お客様のご希望でお名前は出しません。

このお客様は以前、試聴屋ホームページでご紹介していますが、今回新しいSATRIアンプに入れ替えられました。6WAY全てを最新SATIアンプで構成しています。アンプだけでなく、チャンネル・デバイダーもSATRI回路が搭載された特注品をお使いです。室内が暗いのでわかりにくいですが、順次ご紹介していきます。

写真の上部、左右にあるトンネルの出口のようになっているところが低音ホーンです。写真の下の大きな箱が中低音ホーンで、その上に乗っている箱が中音ホーン、中音ホーンの上に3個乗っているドライバーがそれぞれ中高音、高音、スーパーツイーターです。低音ホーンは折り曲げなしのストレートです。低音ホーンだけでなくそれ以外のホーンも全てストレートホーンになっていて一切妥協なしのシステムになっています。
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JBL 075、2402のマスキングテープトリック
JBL 075、2402のマスキングテープトリックを解説した動画

2402Hに関する情報を探していたとき見つけたのがこれです。解説を見ると、「JBL 075と2402の振動板を交換するとき、センターポールピースの高さがほんの少し低いので、振動板を取り付けるとき適当な厚さのマスキングテープを貼ってから振動板を取り付けるとちょうど良い高さになり、特性もきちんと出るよ」ということを言っています。JBLのツイータ用振動板は075、077、2402、2405とどれも共通で使えるのですが、075と2402の場合だけこのようにすると良いそうです。

さっそく手持ちの2402Hで同じことをやってみました。ところが、この解説で使っているマスキングテープの厚みがわかりません。AceというブランドのGeneral Use Masking Tape 3/4インチ幅というテープを使っていると言っていますが、同じものをわざわざアメリカから買うのは面倒です。このテープの厚みを調べてみましたがわかりませんでした。しかたがないので手近にあるスコッチのマスキングテープを使うことにしました。

結果的には大きく変わりはしませんでしたが、周波数特性のカーブの形が少し変わったような気がします。テープの厚みがわかればもっと大きな差が出るかも知れません。2402Hを購入したときにはポールピースには何も貼られていなかったので少しは改善になったのかも知れません。
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スペーサーの有無による違い
BlackSpacer.jpg
黒いスペーサーなし(左)とあり(右)

OmniMicが使えるようになったので、フェイズプラグの間に入れるスペーサーの有無による違いがあるかどうか調べてみました。

JBL2402Hsin-BlackSpacer.gif
JBL 2402H(チタンダイヤフラム) スペーサーありの場合

JBL2402Hsin-NoBlackSpacer.gif
JBL 2402H(チタンダイヤフラム) スペーサーなしの場合

はっきりわかる違いは、最もレスポンスが大きい周波数が高いほうにずれることです。スペーサーが入っていると、フェイズプラグと振動板の間が標準より大きく空いてしまうので、それに伴う変化のようです。

また、スペーサーがないほうが、高域の落ち込みが小さくなっています。フェイズプラグの精度が悪くてダイヤフラムに触れるようなことがなければスペーサーは入れないほうが良さそうということがわかります。
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JBL 2405特性測定
2405stand.jpg
JBL 2405(アルニコ)

JBLのツイータを2個入手して実験していましたが、どちらもフェライトでした。「アルニコのツイータは特性が違うかもしれない」という疑問は以前からあり、アルニコのツイータを使ってみたかったのですが、ようやく入手できました。これはJBLオリジナルのアルミ合金ダイヤフラムが使われています。さっそく測ってみるとこのような特性が出ました。

2405sin-1_5kHz48dB.gif
JBL 2405(アルニコマグネット、アルミ合金ダイヤフラム)の周波数特性

JBLが公開している特性にかなり近いです。3.7kHzから20kHzまで±5dB以内に収まっています。3kHzが少し低いのは測定環境の違いかと思います。20kHzでも落ち込みが少ないのでほとんど補正なしでもいいくらいです。30年前のドライバーなのに今でもこれだけの特性が維持できているのはすごいです。

この状態で音を聴いてみると、なつかしい音がします。昔のJBLを思い出します。これはこれで良いのですが、少し前までエール音響のドライバーを聴いて耳が慣れているせいか、この音ではちょっと不満が残ります。近いうちにチタンダイヤフラムに交換したいと思っています。
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JBL 2405H特性測定
2405Hstand.jpg

JBL 2405Hの特性です。これもチタン振動板が付いているせいか下があまり出ていません。ただ、上は2402Hより落ち込みは少なく、20kHzまで出ています。

JBL2405Hsin-1_5kHz48dB.gif
JBL 2405H周波数特性(チタンダイヤフラム)

これをアルミ合金ダイヤフラムに替えてみるとこのような特性になりました。

2405Hsin-AlminiumDiaphragm.gif
JBL 2405H周波数特性(アルミ合金ダイヤフラム)

振動板の違いだけで特性がだいぶ変わるのがわかりました。2kHzから充分なレスポンスが得られます。2kHzから使えると、小型スピーカーなら2WAYが組めるほどの性能です。

ちなみにJBLの資料に掲載されている特性はこのようになっています。

JBL2405H-refferencefreq.jpg

3kHz~20kHzまでほぼフラットに出ていますので、アルミ合金ダイヤフラムの特性が本来の特性なのでしょう。やはりオリジナルのアルミ合金ダイヤフラムを使ったときに本来の特性が出るように設計されているようです。

今回はJBL 376と組み合わせるので7kHzあたりで切って使います。その時の特性はこのようなります。

JBL2405Hsin-7_8kHz48dB.gif
JBL 2405H 7kHz 48dB/Oct時の周波数特性(チタンダイヤフラム)

これでもツイータとして充分使える特性です。20kHzで数dB持ち上げる程度でフラットにできます。
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JBL 2402H特性測定
2402H-Dai.jpg 
JBL 2402Hを置台に置いて測定

JBL 2402HをOmniMicで測ってみました。
2402Hsin.gif 
JBL 2402H周波数特性

2.2kHzあたりからレスポンスがあり、10kHzがピークで、それより上は落ちています。この特性がまともなのかそうでないのか判断できなかったので、JBLの技術資料を調べてみたところ、周波数特性グラフが載っていました。
JBL2402H-refferencefreq.jpg
JBL 2402Hの標準特性


横軸が狭いので見た目のカーブがだいぶ違いますが、それだけでなく2.5kHz~18kHzの間で±5dB以内に納まっています。手持ちの2402Hでは±5dBの範囲は7kHz~15kHzしかありません。2.5kHzから7kHzの間のレスポンスが低すぎます。原因を調べた結果、結論から言うと、この違いは振動板の差だということがわかりました。測定した2402Hにはチタン振動板を乗せています。JBL標準の振動板はアルミ合金です。アルミ合金を使うと下が伸びた特性になることがわかりました。アルミ合金の振動板を使うと、JBLが公開している周波数特性に近いカーブになります。


聴感上の音色ですが、チタン振動板は音離れが良く、澄んだ高域に聞こえます。アルミ合金の振動板は優しい高域で聞きやすいですが、少し古風な音色です。好みとしては現代的な音のするチタンを使いたいので、チタンを採用することにします。


チタン振動板を使うと7kHz以下があまり出ませんが、中音用ドライバーと組み合わせて使うなら7kHzクロスにして、7kHz以下は使わないので問題ありません。

2402Hsin-7kHz48dBcut.gif
JBL 2402H 7kHz 48dB/Oct


むしろ、10kHz以上が伸びていないのが気になります。ピークから5dB落ちで12kHzまで、10dB落ちで15kHzまでしか伸びていません。でも聴感上はけっこう伸びているように聞こえます。それよりも、シャンシャンと響き成分が良く聞こえます。これは2402Hのホーンの設計の特徴なのではないかと思います。その証拠らしいものが次のグラフで観察できます。

2402Hsin-waterfall.gif
JBL 2402H Waterfall

OminiMicで取ったウォーターフォールグラフです。グラフの奧から手前にかけて時間が経過したときの音圧レベルを表示したグラフです。わかりやすく言うと、グラフの手前に山があるとそれが残響(エコー)のように聞こえるということです。このグラフでは、6kHzから15kHzに渡って手前に小さな山が出ています。恐らくホーン部の反射などで余計な響きが乗っていると推測できます。この残響のせいでジャズのシンバルなどがそれっぽく聞こえるのかも知れません。良くも悪くも2402Hの特徴を良く表していると思います。
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JBL 2402H振動板交換4
振動板が壊れていた2402Hにチタンダイヤフラムを取り付けたものと、一応音が出ていたもう1つの2402H(オリジナルのアルミ合金ダイヤフラム)を改めて聞き直してみるとだいぶ音が違います。

音が出ていたほうの2402Hにもフェイズプラグのところにスペーサーを取り付け、同じ条件で比較してみました。振動板の違いで音がこれだけ変わるというのが実感できました。

JBLオリジナルのダイヤフラムはアルミ合金製です。アルミ合金だと、中域に使っている376も同じ材料のせいかつながりが良く聞こえます。そしていかにもこれらのドライバーが作られていた当時のJBLらしい音が出ます。チタンダイヤフラムを取り付けたほうは、音離れが良く、JBLらしい癖のような部分がだいぶ減って現代的な音になります。

JBLドライバーをチタンダイヤフラムに換えるだけでまた違う音が聴けることがわかりましたので、また楽しみが出てきました。
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JBL 2402H振動板交換3
振動板交換はうまくいったものの、どうも音が気に入らないのでもう少し何とかならないか調べてみました。そういえば、ダイヤフラムを買ったとき付いてきた黒いスペーサーがありました。中央に穴が空いている円盤状のもので、2402Hを分解したときにはこのようなものはどこにも使われていなかったので、いらないものだと思いそのままにしていました。FUNTEQさんに確認すると、「フェイズプラグと振動板の間に入れて使います」ということでした。フェイズプラグの工作精度によってはフェイズプラグを取り付けたとき、フェイズプラグの下の部分が振動板に近づき過ぎて接触することがあるそうです。この状態で振動板が動くとフェイズプラグと接触して音が歪むので少し距離を取るために入れたほうがいい場合があるそうです。ものは試しとやってみました。

BlackSpacer.jpg

左がフェイズプラグの底面です。中が空洞になっています。右が黒いスペーサーを取り付けたところです。

フェイズプラグに黒いスペーサーを取り付ける前と後で比べると、確かにスペーサーを入れたときのほうが振動板との距離が取れています。

PhaseplugGap1.jpg
スペーサーを入れる前。ほとんどダイヤフラムに接触するくらいフェイズプラグが近い

PhaseplugGap2.jpg
スペーサーを入れた後。見た目ではっきりわかるほど離れている

これならダイヤフラムがかなり動いてもフェイズプラグに触ることはないでしょう。さて、これで音が変わるのか変わらないのか疑問でしたがやってみました。

見事に変わりました。2405Hほどではありませんが、うるささがかなり抑えられ、それでいて出るべき音は出ているという鳴り方になりました。やはりダイヤフラムが動いたとき接触していたんでしょうか。

黒いスペーサーは紙か柔らかいプラスチックのような材料です。これをフェイズプラグとダイヤフラムの間に入れることで金属の鳴きを適度にダンプしているのかも知れません。どちらにしても好ましい音になったので、これで固定することにしました。

たかがダイヤフラム交換ですが、自分でやってみるといろいろ新しい発見があり、とても面白い経験になります。ボイスコイルが切れて音が出ないドライバーは相場より安く買えますのでその点でもおいしい経験でした。
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JBL 2402H振動板交換2
JBL2402H-GAP.gif 

昨日の写真を参考にしてシムを作ろうと思いましたが、その前に、挟むビニールの厚さを決めないといけません。2402Hのギャップを測ってみると0.75mmあります。取り付けるボイスコイルの厚みは0.35mm。ということはボイスコイルをギャップのセンターに置くにはギャップの壁からそれぞれ0.2mm離せば良いことになります。さっそく0.2mm厚のビニールを探します。近くにあるものをかたっぱしから測ってやっと見つけました。


thickness0_2mm.jpg
0.2mm厚のビニール発見!

これを切ってドライバーのセンターに入れれば良いのですが、考えてみるとセンターに入れるより外周に挟んだほうが良いことに気付きました。外周に入れておけばそのままでフェイズプラグを取り付けられます。ということで、外周に配置。


OuterSpacer.jpg
外側からギャップに4カ所スペーサーを差し込む

これにダイヤフラムを差し込めば正確な位置に取り付けられます。ダイヤフラムを差し込むとき、ボイスコイルのプラス側とマイナス側をどちらの端子に取り付けるかですが、調べた結果、現在でもJBLのドライバーは赤(-)、黒(+)になっています。比較的新しい2402Hもそうなっていますので、ダイヤフラムの+側を黒端子側に合わせて取り付けます。


SetDiaphragm.jpg
ダイヤフラム取り付け

この状態でフェイズプラグをネジ止めすればダイヤフラムが固定されます。ちなみに、オリジナルのアルミ合金ダイヤフラムよりチタンダイヤフラムのほうが光沢があり、きれいです。

CapPhaseplug.jpg
フェイズプラグを底から出ているネジでネジ止め

まだボイスコイルの位置決めに使ったビニールが入ったままなので、ネジを軽めに締めます。強く締めるとビニールが抜けなくなります。


PulloffSpacer.jpg
スペーサーとして使ったビニールを引き抜く

ここでやっとビニールをゆっくり引き抜きます。抜いた後はビニールの厚み分だけ隙間ができて緩むので、もう一度しっかりとネジを増し締めします。これでダイヤフラムの取り付けは完璧にできました。最後に、ダイヤフラムから出ているボイスコイルのリード線を端子にハンダ付けして完了です。念のためボイスコイルの抵抗値を測っておきます。


GaugeResistor.jpg
抵抗値を測る

このダイヤフラムの直流抵抗は6.1Ωでした。これにホーンを取り付けて完成です。


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さっそく音出しをしてみます。2405Hとの比較ですが、2402Hはだいぶシャンシャン鳴ります。ホーンの違いとは言え、2405Hは静かで歪み感がなく、あまり鳴っている感じがしません。現代的なソースでも古いソースでも違和感なく鳴るのに対して、2402Hははっきりと存在感を出してきます。多少レベルを下げてもまだでしゃばる感じがします。ただ、オリジナルのアルミ合金のダイヤフラムよりはきれいな高音なので、もう少し何とかすれば良さそうです。
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JBL 2402H振動板交換1
JBL2402Hbroken.jpg 
JBL 2402Hの壊れた振動板

壊れたJBL 2402Hです。ダイヤフラム交換を体験してみたくて安く買ったものです。ホーン部を外してみると、壊れたダイヤフラムが現れます。一部が欠けていて、内側の一部がシワになっています。裏側のネジを回さないでフェイズプラグを回すとダイヤフラムに無理な力がかかってシワができてしまうというよくある壊れ方だそうです。こういうことさえしなければ難しくないということだったので、交換用ダイヤフラムを用意して交換開始です。

壊れたダイヤフラムを外して新しいダイヤフラムを入れてみると、ダイヤフラムの外周とほぼ同じサイズにわずかにザグリが入れてあります。ここにダイヤフラムを落とし込めばボイスコイルがギャップの間にきちんと入り、位置合わせができるというのが一般的な取り付け方法です。私もその通りにやってみたのですが、少し遊びがあってダイヤフラムが少し動きます。これではへたに取り付けるとボイスコイルがギャップの壁をこすってしまうこともありえると思い、確認してみることにしました。

壊れたダイヤフラムの一部を切ってボイスコイルが見えるようにして合わせてみると、下の写真のようにボイスコイルがギャップのどちらかに片寄ります。


JBL2402H-GAP3.jpg 
左はダイヤフラムを下にずらしたとき、右は上にずらしたときです。ギャップ間隔が変わるのが見えます。左の場合、ボイスコイルはギャップの下側に当たっていますので、このまま動くとボイスコイルがこすれ、音も歪みます。全周のボイスコイルが見えていれば、ギャップの中央にボイスコイルがくるようにダイヤフラムを置くこともできそうですが、普通は見えないので、一般的にはダイヤフラムを適当にセットして音出しして歪んだ音が出なければOKとしているそうです。でもこのようなやり方は気持ちが悪いので何とかきちんと位置合わせできるようにしたいと思い、ダイヤフラムを販売しているFUNTEQさんに聞いてみたところ、親切に教えていただきました。きちんと位置合わせするにはシムという一種のスペーサーを使うのが良いということでした。こういうものです。

JBL2402H-SIM.jpg

先にこれをギャップ部に差し込んでからダイヤフラムを取り付け、仮固定してからシムを抜けば良いという方法です。これならボイスコイルをうまくギャップの中央にセットできそうです。材質は後で引き抜きやすいようビニール製のものが良いそうなので、ちょうど良いものを探さないといけません。ここまでわかったので続きは明日にします。

JBL2402H-SIM2.jpg
シムの上からダイヤフラムを被せて取り付けた状態
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JBLツイータ台実験3
JBL2405stand3.jpg

結局、いろいろやっても良くならないのでとりあえず鉄製の置き台を使うのは止め、一時的に裸で置くことにしました。そのまま置くとゴロゴロ転がってしまうので簡易的に座布団を敷いて乗せています(これでも転がりそうで危ないです)。ネジで固定するのではなく、台に置くなら良さそうなので、いずれ木製の台を作ることにします。輪ゴムは付けていても問題なさそうなのでそのままです。

今回、いろいろ試してみてわかりましたが、2405Hを金具で固定したり、4343のように箱に取り付けてあると、裸のドライバーの音ではなくなり、多少とも音が変わるはずですが、2405Hのユーザさんはその辺のことは気にしないのかな?と思いました。
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JBLツイータ台実験2
JBL2405stand2.jpg

一晩考えて、補助金具を取り外してみることにしました。裸で置いていたときに近くなるように、ホーンの周囲を下げるようにすればいいのではないかと考えたからです。底板には黒いフェルトを巻いて鳴きを抑えるようにしています。JBL純正の固定金具を調べてみると、馬蹄形になっていて、ホーンの周囲をネジで締め付けて固定する構造になっています。それと、ホーンの根元のところにO(オー)リングというゴム製の輪を取り付けるようになっていて、馬蹄形の取り付け金具とドライバーの間を浮かすようになっています。Oリングは持っていないのでとりあえず輪ゴムを2本、ホーンの根元に巻いています。

これで多少良くなりましたが、それでも金具を何も付けないときの音とは違います。こうなると、金具そのものが悪いとしか思えません。この金具は鉄製ですが、それが良くないのかも知れません。しかし純正の金具も鉄製ですし、ドライバー本体も鉄とマグネットの塊です。この場合、鉄だからといってそれほど悪影響があるとは考えにくいです。

どうもわからないので置き台から外し裸で置いて聞いてみるとやはり自然な音が出ます。まさか置き台1つでこんなに音が変わるとは思いませんでした。2405や2405Hをマルチで使っているユーザの写真を見ると純正の金具を使っている人、適当な置き台に置いている人、裸で置いている人といろいろでした。エールの1710ツイータを使っていたときは専用の木製の置き台が付いていたのでそれをそのまま使っていました。1710には固定用のネジ穴が元々ないので台に置くしかなく、普通のことだと思っていましたが、今思えば一番良い音がする設置方法だったらしいと今更ながら気付きました。しかしエールのドライバーと違い、2405Hはシンプルな円筒ではないのでそれに合わせて木製の置き台を作るのは大変そうです。さてどうするか。
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JBLツイータ台実験1
JBL2405stand1.jpg

2405Hに置き台を取り付けてみました。見た目はかっこいいです。2405Hは底が凸凹しているので直置きだとゴロゴロ転がってしまい正立してくれません。4343などではバッフルに取り付けてあるのでいいですが、マルチでやるには置き台がないと困ります。

入手した置き台は純正品ではなく、鉄製でL字型になっています。ホーン先頭部の高さを合わせるために補助金具も付いています。底にはゴム足が付いています。この状態で鳴らしてみると、何か変です。どうも音が不自然です。置き場所を動かしてみたり正面のパネル部分にフェルトをかけてみたりしましたが不自然さは変わりません。よくわからないので今日はこのまま放置です。
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まとめ
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