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オーディオショップ『試聴屋』オーナーが個人的な日記を書いています。
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SCA-7511Mk3 ☆新登場☆ (3)
SCA-7511Mk3_20100617051753.jpg

製品版のSCA-7511Mk3です。これまでSATRIアンプのトレードマークだった茶色のパネルが変更され、黒パネルになりました。つまみはベークライトのままです。

SCA-7511Mk3NG.jpg


パネルの一部を拡大してみるとThe New Generationと書かれています。これはSATRI回路が新しい段階に来たことを示しています。デモ機を試聴した方の印象では、「解像度が高い」点が共通しているようです。終段の回路を大きく改良したV11.4の音を一言で言うと解像度が高いと言っていいと思います。ただ、解像度が高くなった反面、ゆるい表現が苦手になったというご意見もあります。低音の解像度が高くなったため、低音が締まり過ぎと聞こえることがあるようです。この辺は、試聴屋のデモ用スピーカーで鳴らしたときも感じました。ちょっと聞くと相性がはっきり出やすいように思ってしまいますが、よく考えてみると今あるスピーカーは従来のアンプをつないだときにバランスが取れるように作られています。ならば、新しい高解像度のアンプを使うならその性能を引き出すように調整して使うか、新しい音を引き出せるスピーカーを使うかしかないだろうと思います。

今回は、SCA-7511Mk3とillusion Imageの相性が良かったですが、このスピーカーはウーハー、ツイーターともマグネシウム振動板を使っていることもあり、反応が良いスピーカーなのでうまく鳴ったのだと思います。SCA-7511Mk3の音がどういうものかわかってくると、他のスピーカーでもセッティングを詰めていけばもっと良く鳴らせるだろうと思えてきます。

とにかく新しい音なのは間違いありませんので、今までのSATRIファンの方も新しいSATRIの音を体験してみてはいかがでしょうか。
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SCA-7511Mk3 ☆新登場☆ (2) ご予約のおまけ
SCA-7511Mk3の中を見てみるとOP-AMPが5個も使われています。これは今までの7511系アンプでは最多です。当然ですが、このOP-AMPを交換すると音も変わるはずです。

使われているOP-AMPは、シングルがTL-081(4個)、DUALがTL082(1個)です。SATRI-IC-SP用サーボはDUALの方です。

そこで、SCA-7511Mk3を月末までにご予約注文いただいたお客様に、おまけとして、このDUAL OP-AMPを高音質オーディオ用として知られているMUSES 8820、LME49720、BB 2604、JRC2114DD、NE5532のどれかに交換してお届けさせていただきます。
※この他にご希望のOP-AMPがあればご相談ください。

もう1つ、こちらはまだ確定ではありませんが、SCA-7511Mk3の電圧入力 x 2をSATRI-LINKが使えるように、どちらか1系統を電流入力に変更して、電圧入力 x 1、電流入力 x 1にしてお届けできるようにすることも考えています。やはり、最新回路が搭載されたSATRIアンプですからSATRI-LINKでつないで使いたいですよね。
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SCA-7511Mk3 ☆新登場☆
SCA-7511Mk3-1.jpg
SCA-7511Mk3プロトタイプ(上)

バクーンから久々にSATRIアンプの新製品が出ます。これまで低価格製品では搭載不可能と思われていたSATRI V11が標準で搭載された製品です。上がSCA-7511Mk3プロトタイプ、下がSCA-7511Mk2です。重ねてみるとわかりますが、サイズは同じです。プロトタイプのためケースはまだ板金で切っただけですが、これに正面パネルが付きます。パネル色はこれまでの茶色を止め、黒になります。

中身ですが、今までの7511系基板とはだいぶ変わりました。Mk2からMk3への変更というと小さな変更と思われそうですが、大幅に変わっています。SATRI V11が載ったということだけでも大きな特徴ですが、これ以外にもV5.1、V8、V9.1が標準搭載されています。これだけの回路を標準で詰め込みましたので、その分価格が上がりましたが、充分割安と感じます。

SCA-7511Mk2-SPとのSPECの違いはこのようになります。

 SCA-7511Mk2-SPSCA-7511Mk3
SATRI-IC-SP搭載搭載
V5.1なし(オプション)搭載(ディスクリート)
V6.2搭載V11に包含
V8搭載搭載
V9.1なし搭載
V10なしなし
V11.4なし搭載
出力15W+15W15W+15W
価格\140,000(V5.1なし税込)
\161,000(V5.1付き価格)
\172,000(税込)

Mk3でV6.2が搭載されていないのは、V11.4の中にV6.2回路が包含されたため不要になったからです。どちらも終段の安定度を高めるための回路ですが、V11のほうが安定度が高く、大出力時にも安定な反面、終段部の回路規模が倍になるため、低価格アンプには採用できなかったのですが、今回、V11を改良したV11.4を搭載することで、回路規模を抑えたまま安定度を確保することに成功しました。

SATRI回路の心臓部はこれまで同様SATRI-IC-SPが使われています。定電流源のV5.1は基板上にディスクリートで攻勢して搭載されました。V9.1はSATRI-ICの外にあるカレントミラー回路を改良して小さな基板に収めたものですが、これも従来のカレントミラー回路を置き換えるもので、音質向上に役立っています。この基板がアンプ基板の背面に取り付けられています。V10は入っていません。代わりにOP-AMPで構成されています。

基板部はこのようになっています。

SCA-7511Mk3-2.jpg

手前に8個ある四角いパターンにはリレーが入ります。これまで7511系の入力は2系統でしたが、リレーを使って入力を増やせるようにしてあります。標準では2系統しか使わないのでリレーなしで前面スイッチで切り替えるようになっています。ちなみに電源部はMk2と同じです。
試聴は、マグネシウムユニットを使ったillusion Imageスピーカーで、AMP-5513(カスタム仕様)と比較しました。

SCA-7511Mk3-3.jpg

通常はAMP-5513で鳴らしている装置です。AMP-5513は重心が低く、A級らしい落ち着きのある音です。音量を上げるとスケール感が良く出ますし、低音もたっぷり出ます。マグネシウムユニットは他のユニットに比べ正確な音が出ますので、モニター的な聴き方ができます。

この状態でSCA-7511Mk3に換えると、全体の音のバランスがすっきりします。低音の質がかなり変わります。低音でも「解像度が高いとこういう音になる」というのがわかる音の出方になります。低音の量だけならAMP-5513のほうがありますが、ウッドベースの弦の動きがわかるような鳴り方はSCA-7511Mk3です。また、高域にも特徴があり、高域のかなり高いところまではっきりと出してきます。illusion Imageはツイータもマグネシウム・ドームですが、これほど良く鳴ったのは初めてです。AMP-5513で鳴らすと中低域が強く出るせいか、高域がどこまでも伸びているとは感じません。「とにかく高解像な音になった」という印象です。

他のスピーカーでも鳴らしてみましたが、illusion Imageクラスのスピーカーを使ったときが最も良く特徴が出ました。この組み合わせがベストマッチです。

今回のデモ機はボリューム付きでアッテネータは入っていませんでしたが、ボリュームのままでも解像度が高い音を出したのもちょっと驚きでした。SATRI用アッテネータに交換すればさらに良い音になりそうです。これ以外のオプションですが、今回の基板は良く出来ていて、あまり改造したくなるような部分がありません。出川式電源とOP-AMP交換は比較的簡単にできそうです。OP-AMPは5個(シングル x 4個、デュアル x 1個使われています。デュアルタイプのOP-AMPは好みのものに差し替えるだけで違う音が楽しめます。 シングルタイプのOP-AMP x 4個は交換した場合、再調整が必要のようです。

今回試聴したのはプロトタイプですが、実際には内部はほぼ完成していて、ケースが出来上がれば発売できる段階の製品です。バクーンでは発売予定日も既に決まっていて、6月末には出せるとのことです。韓国などにも出すそうで、それに向けて準備をしている段階です。ということで、完成後すぐに欲しい方にはあらかじめ台数を確保致しますので、ご予約注文を希望される方はメールでご連絡下さい。ご質問やお問い合わせも歓迎です。
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SCA-7511 Vishayだらけモデル(2)
SCA-7511AllVishay2.jpg
SCA-7511 Vishay Z201+VSRモデル


 SCA-7511に使われている抵抗を全てVishayの箔抵抗に交換したモデルです。お客様の依頼で変更したものです。Vishay抵抗に交換する改造例は2009年2月7日の記事で最初にご紹介しましたが、そのときに試聴して良い印象を持っていました。今回はVSRだけでなく、Z201との混在になっています。


 この改造を依頼されたお客様は、当初、入力抵抗だけをZ201に交換しましたが、それだけではまだ足りないとのことで、アッテネータの一部もZ201に交換された後、今回全部の抵抗をVishay VSRに交換されました(さすがに全部Z201にすると、とんでもなく高くついてしまいます)。オールVishay SATRIの音は、去年の2月に聴いてから約1年ぶりですが、音の印象はやはり良く、最初に音が出た瞬間からクリアでストレスのない音が出てきます。細かい音が非常に良く出ます。全体の印象が大きく変わってしまい、もはやSCA-7511の音ではなくなってしまいましたが、いい方向への変化です。この音を聴くと、「SATRI回路は全然本領を発揮していなかったんだな」と思えてきます。この音を聴くと、もう金皮抵抗は使いたくなくなります。


 VIshayの箔抵抗は高いので、部品点数の少ない7511ならではのグレードアップですが、是非ほかのSATRI製品でも試してみたい改造です。これ、SATRI製品をお持ちの方には本当にお勧めです。この改造後、自宅に持ち帰って試聴されたお客様から大変満足されているというメールをいただきましたので、私の好みだけの評価ではないとわかり、安心しました。
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SCA-7511 Vishayだらけモデル
SCA-7511VishayVSR.jpg
SCA-7511 Vishay VSRモデル

SCA-7511 Vishay VSRモデルと書きましたが、この仕様で販売しているわけではなく、これはグレードアップのために送られてきたお客さんの基板です。基板自体はMk2になる前の基板ですが、ICをSATRI-IC-SPに交換したいということで送られてきました。

蓋を開けてびっくりです。抵抗が全部Vishay VSRになってます。壮観なので撮らせていただきました。

私も、「抵抗を全部高級な抵抗にしたらさぞかしいい音が出るだろうな」と考えたことはありますが、実際にやった人がいるとは・・・

基板に乗っている抵抗全部が音質に効くわけではないのですが、気持ちの問題ですね。少しばかり安い抵抗を残しておくより全部やってしまったほうが気持ちがいいということだと思います。ハンダ付けもきれいにできていました。

音はさすがにVishay VSRらしく、他の抵抗では出せない透明感があり、レンジが広大で、細かい音も実に良く出ます。各音もきっちり締まっていますが、それでいて鳴り過ぎない制動力もあり、抵抗の王様と言っても良いくらいです。Vishay Z201にすればさらに良くなるのは間違いないですが、22本も使うととんでもない値段になりますので、全部交換するためにVSRを選んだのは正解と思います。

普及価格のSCA-7511がハイエンド高級アンプのような高級感ある音になったのを聴きますと、「SATRIアンプのポテンシャルは、本当はこれくらいあるんだな」と思い知らされます。SATRIアンプはできるだけ値段を下げるために、SCA-7511のようなシンプルで部品点数が少ない製品でもあまり高級オーディオ部品を使っていません。そのためにせっかくいい回路なのに損をしているところがあるのですが、その辺がわかっているお客さんですと、今回のように抵抗を交換したり、OPアンプをいいものに替えたりして本来の音を出してやろうと考えるのは当然と思います。

SCA-7511は元々素直な音で、特に誇張感があるとかワイドレンジな音ではないのですが、回路がシンプルなので部品の違いがとてもよく出ます。SCA-7511をこういう形で使うお客さんもいらっしゃるということで、大変勉強になりました。

そういえば、SCA-7511は価格が安かったので、改造前提で購入される方がけっこういらっしゃいました。現在のSCA-7511Mk2-SPは少し値段が上がっていますが、最初からSATRI-IC-SPが付いてますし、V8、V6.2も載っていますので、後からこれらの回路を追加するコストと手間を考えれば割安ではないかと思います。SCA-7511Mk2-SPを買って、抵抗を全部Vishay VSRにしたお客さんはまだいませんので、どなたか挑戦してみませんか? PRE-7610Mk2-SPもほぼ同じ回路構成なので、同じように改造できます。もし、改造が苦手でVishay VSR搭載のSATRIアンプが欲しい方がいらっしゃいましたら一度相談してみてください。やったことはありませんが、製造段階でVishay抵抗を取り付けるだけでしたら、元の抵抗を取り外す手間がかからない分、安くできると思います。
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使い込んだSATRIアンプ
SCA-7511USER1.jpg
かなり使い込まれたSCA-7511

SCA-7511を長い間ご愛用していただいているお客様のアンプです。正面パネルはボロボロで塗装が取れています。写真には写っていませんが天板もところどころ塗装が取れています。ベークライトのつまみも使い込まれて深みのある色に変わってきています。

外見はこんな状態ですが、中身はすごいです。少しずつバージョンアップを繰り返して、今では出川式電源にSATRI-V10、EXICON-FET搭載、SATRI-IC-SP搭載の構成にまでなっています。外見と中身のギャップがすごいです。あと残っているのはアッテネータ交換くらいです。そこまでやってあげれば7511も本望でしょう。これからもずっと使い続けていただけると思います。ここまで使い込んでいただけるSATRIアンプは幸せものです。

SATRIアンプは最新型でなくても素直で飽きが来ない音なので、何年かして壊れても買い換えではなく修理に出されることが多いです。内部もSATRI-ICを除くとほとんどが汎用部品でできているため、販売終了した機種でもたいてい修理がききます。

古い機種をお持ちの方でしたらSATRI-ICだけでも最新のSPに交換されると良くなります。もしどこかで壊れたSATRIアンプが格安で出ていたら買って修理すればまだまだ使えます。そのようなときは「試聴屋」にメールください。
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まとめ
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