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オーディオショップ『試聴屋』オーナーが個人的な日記を書いています。
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SHP-5516プロト試聴
SHP-5516proto.jpg
SHP-5516プロト

SHP-5516と言ってもどういう位置付けのアンプかわかりにくいと思いますのでちょっと背景を説明します。既に発売中のSCA-7511Mk3に搭載されているSATRI V11.4という回路がありますが、その回路を搭載した2機種めのアンプです。


SATRI V11.4というのは何か?と言うと、SATRI回路の終段を改良して、SATRI-ICと同じように電源電圧の変動があっても回路の動作が揺らがないような対策をした終段回路です。バクーンのホームページにも概念図がありますが、終段のFETやトランジスタにかかるBIASを固定化し、さらにPch/Nchにかかる電源を独立化させています。このような回路は市販アンプではどこもやっていないと思います。これらの改良は言うのは簡単ですが、実際にやるのは難しいという技術でして、開発に約1年かかっています。BIASの固定化はV6.2という回路で既に実現していましたが、V11はSHP-5515Mで最初に搭載された回路です。V11のときは純A級でないと動かなかったですが、V11.4になってAB級で使えるように改良されたため、新しい製品化のめどが立ったということのようです。


SHP-5516は、SHP-5515Mの後継機に当たります。今回の試作機はステレオですが、製品はモノラル 2台構成になります。価格は2台で120万円とハイエンド価格ですが、音を聴いてみるとそれだけの価値があることがわかります。


SATRI V11.4が搭載されたSCA-7511Mk3の音は既に聴いていますので、それに似た音だろうと予想していましたが、予想をはるかに超えた音でした。電源トランスの大きさからして違いますので当然ですが、強力な低域のドライブ力です。それも、今まで聴いてきたどのアンプの低音とも違い、制動がしっかり効いた低音です。AMP-5513がこのアンプに近いサイズですが、AMP-5513の低音は中音から下が量感たっぷりに出るものの、少しキレがありません。それに対してSHP-5513は低音の輪郭がわかるようにくっきりとした低音です。試聴で使っているウッドコーンウーハーは元々低音がたっぷり出るのですが、SHP-5516では低音が出過ぎないようにうまく制動がかかっています。ウッドコーンウーハーがこういう鳴り方をしたのは初めてです。


高域は細かい音が良く出ます。これもV11.4の特徴です。SCA-7511Mk3と共通しています。中域は太すぎず細過ぎずちょうど良い質感です。SCA-7511Mk3はきれいですが少し細めになります。この辺はやはり電源の違いでしょうか。


全体を通して聴いた感想は「今までのSATRIアンプの音を超えたな」と感じました。出力は100Wと余裕があるので能率の低いスピーカーでも大丈夫です。通常の音量でも余裕のある鳴り方です。値段が値段ですので全ての方にSHP-5516をお勧めするわけにはいきませんが、分割なら買えるという方には是非お勧めしたいアンプです。MLでは既にこのプロトを試聴して音に感激し、予約注文を入れている方もいらっしゃいます。


予算的に厳しい場合はSCA-7511Mk3をお勧めします。今回のSHP-5516と並べて比較すれば差はありますが、最新回路を搭載したSATRIアンプは充分なクオリティを持っていますので、通常の音量で使われる方には充分ご満足いただけると思います。


どちらの機種も、今まで開発してきたSATRI回路をふんだんに取り入れています。SATRI-IC-SPにV5.1、V8、V9、V11.4は標準搭載です。何より音質が刷新されて新世代の音になったと感じます。SCA-7511Mk3以前のSATTRIアンプはもはや旧世代の音になってしまったと感じました。
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まとめ
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