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オーディオショップ『試聴屋』オーナーが個人的な日記を書いています。
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DAC-9730(2)
DAC-9730back.jpg 
DAC-9730背面


DAC-9730の紹介を続けます。

DAC-9730はUSB入力が付いています。最近はCDトランスポートを使わずパソコンに音源を入れて音楽を聴くスタイルが増えてきました。USB入力はそれに対応する機能です。USB入力では昨年くらいまで192kHzに対応した汎用チップがなく、USBで192kHzまで対応するのは難しいとされていました。今回、バクーンが採用したのはもちろん安い汎用USBチップではなく、XMOS社のチップを使い、USB2.0で同期転送をサポートしたプログラムを組み込んでいます。これをWindows PCで動作させるためにDAC-9730専用ドライバーのライセンスも取りました。

背面を見るとS/P-DIF、光、USB入力がありますが、それぞれ前面パネルの切り替えスイッチでどれか1つを選ぶようになっています。試聴したときはまだ正式なWindows用ドライバーがなく、USB入力で聞くときは暫定のドライバーを入れて試聴しましたが、S/P-DIFのほうが使い慣れているので主にS/P-DIF入力で試聴しました。

ACインレットの右に黒いネジで隠してある部分がありますが、ここにオプションのバランス出力用コネクタ(CANNON)が付きます。バランス出力にすると音に厚みが出てくるのは何度も経験していますので、試聴はしていませんがDAC-9730でもバランス出力なら同様の傾向になると思います。DAC-9730はこのような背面ですが、DAC-9730DになるとCANNON端子が2個、RCA端子 x 4個、BNC端子 x 4個付くようになり、電圧、電流ともバランスで出るようになります。バランス電流出力はCANNON端子で出す手もあったと思いますが、電圧出力と混同してしまう危険がありました。そこで、BNC x 4で出すことに決めたようです。

DAC-9730は正面パネルにデジタルボリュームが付きました。これはDACチップの内部機能を使って実現しています。DACにボリュームが付いたのでプリがなくても音量調整できるようになりましたが、DACの最大定格出力(2V)を超える音量は出ませんので、SATRIプリを入れたときほどのゲインはありません。あくまで0~2Vの範囲での音量調整です。SATRIプリは10Vくらいまで出ますので、SATRIパワーに入れられる電圧がだいぶ違います。デジタルボリュームではなく、SATRI回路を使ったアナログ式のゲイン調整機能をDACに付ける手もあったと思いますが、そこまでするとさらに価格的に高くなってしまうので採用しなかったのではないかと思います。

デジタルボリュームというと昔は「音量を絞るとビット落ちが出る」ということで嫌われましたが、最近のDACチップは内部処理が32bit以上ありますのでボリュームでかなり絞ってもビット落ちは出なくなっています。むしろ、デジタルで音量調整すると、抵抗切り替え式のように、使っている抵抗の癖が出ないという利点があります。

特性の点では、5次のベッセルフィルタを採用したため、DAC-2000に比べ高周波ノイズがかなり少なくなりました。この辺が聴感上の違いとして効いているように思います。

それともう1つ、DAC-9730はSATRI回路を搭載していますがSATRI-IC-EXやSATRI-IC-ULを使いませんでした。その代わりにSATRI V9.1のICを3個使い、DACチップのバランス出力をそのまま受けるバランス受けのSATRI回路になっています。この辺も聴感上の違いとして聞こえていると思います。

このように、DAC-2000の後継として出てきたDAC-9730ですが、現代のニーズに合わせた機能を搭載したSATRI式DACになっていると思います。
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