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オーディオショップ『試聴屋』オーナーが個人的な日記を書いています。
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ケースに銅を使う意味

CopperLegs1.gif
金メッキ銅足

セイデンの切替スイッチBOX LS-701SEとアッテネーターBOX AT-701に使われている銅足はうちで扱っているものとは違いますが、よく似ています。写真は試聴屋で販売している銅足です。これを作ったのは、市販されているいろいろなインシュレーターを試してみて決定版と言えるものが見つからなかったからです。ゴム系の柔らかいものから、紫檀・黒檀、鋳鉄、真鍮、ガラス、水晶、カーボン、ステンレス、タングステンなどいろいろ試しましたが、結局どれを使ってもそれぞれ良い点と悪い点があり、「常用するにはどうか?」と疑問符が付いてしまう結果でした。でも実験としては面白かったですね。タングステンなんかはアンプの下に入れると面白いほど音が変わります。真鍮も比較的わかりやすいです。カーボンと真鍮を組み合わせたものはスピーカーに使うと良かったりしました。


これらのインシュレーターを使った結果思ったのは、結局どれも「素材の音を聴かされているだけだ」ということでした。真鍮を叩いてみると輝きのあるチーンという音がします。この真鍮をインシュレーターに使うと同様の輝きを感じます。もし真鍮のインシュレータを入れて音が良くなったと感じたとすると、元々そのシステムで出ていた音は輝きがない音だったということになります。真鍮インシュレーターを入れて、輝きの不足を補ったから良い音に聞こえるようになったというわけです。タングステンは非常に硬い材料です。なので、たいていの場合、シャープな音になります。反対にゴムは柔らかいので、アンプケースなどの鳴きを吸収します。ケースの鳴きで聞き苦しい音だったらゴム系のインシュレーターが合うはずです。


わかりやすくちょっと大げさに書きましたが、大体このような傾向があります。いろいろなインシュレーターを試してみて、安定して使える材料として残ったのが銅でした。ところが銅だけのインシュレーターは売られていませんでした。たぶん、今でも売られていないと思います。どういう理由かはわかりませんが、インシュレーターを作るメーカーでは当たり前過ぎると考えているのでしょう。売れる製品を作ろうとしたら、新素材とか珍しい材料を使ったほうが注目されますしね。


でも当たり前のようですが、銅は嫌な鳴きが出ない材料ですし、金属の中では硬過ぎもせず、磁性体でもなく、人体に無害で、加工性も良いということで、悪いところがない材料です。なぜ銅を使ったインシュレーターが販売されていないのか不思議ですが、ないものはしかたがないので作ったというわけです。しかし、銅そのままだと錆びてしまいますので、お金はかかりますが金メッキが一番無難なので金メッキにしてあります。錆びると言っても実際には10円玉と同じで2~3日で錆びがはっきりわかるわけではありません。製造年が1年くらい前までに製造された10円玉を見るとピカピカしてますから、何もしなくてもそれくらいは保ちます。金メッキする前の銅足もけっこうきれいなので写真をお見せします。


CopperLegs2.gif
メッキ前の銅足

 錆びなければこのままで使いたいくらいです。


さてこの銅足ですが、元はSATRIアンプの交換用として作りましたので、ネジ穴を開けてあります。皿ネジが使えるように、ネジの頭が足の中まで入って出っ張らないようにしてあります。7511系のアンプは標準でゴム足が付いていますが、これを銅足に交換するだけでしっかりした音になります。SATRIアンプのケースは1.5mmくらいのアルミなので、そのままでは鳴きやすいですが、銅足を取り付けると、銅足とアルミが接触した部分だけは鳴きが出なくなります。アルミケースの他の部分が鳴いても、銅足部分である程度鳴きを抑えるようになります。少しですが重量も銅足の分だけ増えますので、それも良い効果をもたらします。銅足を使ってみて効果がわかると、自分で銅板を曲げてSARTRIアンプのケースを作ってしまうお客さんもいます。そこまでやるのは大変というときはもっと簡単な方法があります。アンプの底板に銅板を張り付ければいいのです。接着剤などで貼り付けると元に戻せなくなりますので、できればネジ止めするのが良いです。SATRIアンプの底板と同じサイズに銅板を切ってもらい、トランスや基板と同じ位置に穴開けをしてケースの内側に置き、部品をネジ止めすれば銅ケースと同じになります。天板の内側にも銅板を貼ればさらに良いです。ここまでやると最初から銅でケースと作るのに近くなります。こうなると銅ケースの音に近いどっしりと安定感のある音になります。


秋葉原ではこの銅足をアンプ以外にも使っています。スピーカーのインシュレーターとしても使いますし、CDプレーヤーやレコードプレーヤーの足としても使います。変な癖がないのでどこにでも安心して使えます。インシュレーター選びに疲れたときは一度銅足を試してみると悩みが1つ減ると思います。

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Re: 胴のインシュレータについて
こちらのページで販売しています。3個または4個単位で何個でもご注文ください。
http://www.tachyon.co.jp/~sichoya/parts/screw/screw.html
artifice | URL | 2012/01/22/Sun 00:06 [編集]

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