1. 無料アクセス解析
オーディオショップ『試聴屋』オーナーが個人的な日記を書いています。
page top
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
page top
SEIDEN 特注4チャンネルアッテネーターBOX
4CH701inside.jpg
SEIDEN 4channel Attenuator (Custom)


セイデンのAT-701ケースに内蔵した4チャンネルアッテネーターBOXです。これは、お客さんの注文で製作したもので、正式に市販しているものではありません*1。なぜ4チャンネルアッテネーターが必要なのかと言うと、2WAYマルチのシステムで4チャンネル同時に音量調整したいからということでした。
(*1 セイデンでは今後このような特注品も受け付けてくれるそうです。)

従来のアナログシステムだと、CDプレーヤーからプリに入れ、チャンネルデバイダーで2分割してそれぞれにパワーアンプをつなぎます。音量調整はプリでできるのでこのようなアッテネーターはいりませんが、入力からデジタルのまま処理しようとすると必要になってきます。このお客さまは、CDトランスポートから直接デジタルチャンネルデバイダーに入れ、デジタルのまま2WAYに分割した後、D/Aコンバータでアナログに変換してから、この4チャンネルアッテネーターで音量コントロールし、それを4チャンネルパワーアンプに入れ、2WAYマルチスピーカーを鳴らすという構成にしています。このようにすると、音質が劣化しやすいチャンネルデバイダー部をデジタルのまま処理できるので従来の方法より鮮度の高い音が得られます。D/Aコンバーターが一度通りますが、この部分に良い装置を使えば音質劣化は最小限で済むというわけです。


このような構成にすると、どうしても多チャンネルアッテネーターが必要になりますが、市販品では2チャンネルのものしかありませんから、今までは2チャンネルのアッテネーターを2台買って両方同時に回して音量調整していたそうです。ところが、実際に使ってみるとこれが「どうにも使いにくい」ということで、4チャンネル同時に音量調整できるこのアッテネーターBOXを作ろうと思い立ったそうです。最初は4チャンネルアッテネーターだけ購入して適当な箱に入れようと考えていたそうですが、AT-701のケースに入るなら入れたいということでメーカーに確認してもらったところ、何とか入るということで、立派な銅ケースに取り付けた状態でお届けすることができました。配線は金メッキ単線を使っています。外見より中のほうがきらきら輝いて美しいです。


今回使ったアッテネーターですが、アムトランス製カーボンを使っています。セイデンでは、このアムトランスカーボンの他に、セイデン独自のカーボン抵抗も持っています。音はどちらもカーボンなので基本的にカーボン抵抗の音ですが、微妙にニュアンスが違うそうです(好みの違いですが、セイデンのお勧めは当然、セイデンオリジナルカーボン抵抗です。)

BLAT4510S4CH-AM.jpg
4チャンネルアッテネーター


写真で見ると、4段しかないように見えますが、これでL-Pad 4段になっています。実はセイデンの完成品アッテネーターはキットやL-Pad用スイッチと違い、全体サイズを短くするために、1チャンネル分の2本の抵抗を外側と内側の2層にして配線してあります。通常ならL-Pad 4チャンネルを作るには8段使わなければならないところが4段で済んでいるのはこのためです。


このスイッチを販売していないのはわけがあります。狭いスペースに抵抗を外側/内側に配置してL-Padになるように配線するには非常に細かい作業が必要です。実物を見せてもらいましたが、ハンダ付けに相当自信がないととてもできないようなワザを使って取り付けてあります。もし、内側に配置した抵抗の1本がハンダ不良にでもなっていたら、外側の抵抗を丁寧に取り外して取り付け直さないといけません。そういうことをすると、取り外した抵抗が熱で劣化しますし、ハンダ部分も汚くなります。何より、組立てた後でハンダ不良があることがわかったらうんざりして直す気力がなくなります。それくらい大変なので、完成品はメーカーに頼んだほうが良いです。


ちなみに、このアッテネーターは図面がありますので、同じものが欲しい方はお作りできます。型番はBLAT4510S4CHです。AT-701ケースに入れて納品することもできますのでお問い合わせ下さい。


BLAT4510S4CH.gif
BLAT4510S4CH図面


補足ですが、4チャンネル用アッテネーターにすると、通常の2チャンネルのものに比べ、回転トルクが少し重くなってしまいますが、音質優先ということでご了承ください。


6チャンネルアッテネーターにすれば、AV用5.1チャンネルシステムでも使えるようになりますが、さらにトルクが重くなることと、AT-701のケースに入らなくなりますので、別のケースに入れて使うのでしたら6チャンネルアッテネーターも製作できると思います。
スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバック URL

© オーディオblog. all rights reserved.
まとめ
Page top
FC2 BLOG
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。