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アムトランス製とセイデン製カーボン抵抗比較

SeidenNewATT.jpg
AT-701ケースに入ったセイデン製カーボンATTとアムトランス製ATT
(下はSCA-7511デモ機)


セイデンのアッテネーターにはカーボン抵抗が2種類あります。アムトランス製カーボン抵抗と、セイデン製カーボン抵抗です。これをAT-701ケースに組み込んだデモ機があるということで、セイデンさんからお借りして比較試聴しました。基本的にどちらも国内で製造したカーボン抵抗で、品質もほぼ同等です。ただ、製造会社は違うらしく、抵抗の皮膜の厚さや処理のしかたなど細かい部分が違うそうです。


今回お借りしたデモ機は、セイデン製カーボンを使った方は34接点、アムトランスカーボンを使った方は27接点ということで、セイデン製の方が細かく調整できるようになっています。先日の4チャンネル用ではなく、今回は通常の2チャンネル用アッテネーターです。


最初はアッテネーターを通さずSATRIアンプだけで鳴らした音を基準として、同じ曲を両方のアッテネーターを通して聴いた印象を比較しました。どちらもカーボン抵抗なので共通している部分が多いです。普通に聴くにはどちらも良いと思いますが、細かい部分で違いがあります。


両方に共通した印象としては、どちらもカーボン抵抗ということで、中音~中低音にかけて太めに出ます。一般にアッテネーターは音が細くなりやすいので、そうならない点は好ましいです。差がわかりやすかったのは男性の声です。アムトランスカーボンは出過ぎと思うくらい太い声になることがあります。セイデンのほうはちょうど良いバランスと質感です。他の曲でもアムトランスカーボンは中低音が太く、重心が低くなります。曲によっては少しテンポが遅くなったように感じることもあります。セイデンは高域と低域のバランスが良い印象です。


SATRIアンプは基板上もアッテネーターもカーボン抵抗を使いませんので、あまりカーボン抵抗の音を聞く機会はないのですが、やはり金皮抵抗や巻線抵抗とはけっこう違います。真空管アンプによく使われるのは音質傾向が柔らかく、真空管アンプの音に近いせいだと思います。セイデンのスイッチやアッテネーターBOXは、真空管と組み合わせて使われることがありますので、セイデンとしてもカーボン抵抗にはこだわりを持っています。


しかし、カーボン抵抗は年々入手が難しくなっています。昔はどこにでもありましたが、今ではわざわざ注文して作らないとオーディオ用のカーボン抵抗は作れない時代になりました。数年前に理研電具のリケノームが製造終了になりました。採算が取れなくなったための終了と聞いています。音に関係ない機器にカーボン抵抗を使う理由がないからだと思いますが、将来、抵抗を作る工場までなくなってしまうと、国内では製造できなくなり、海外製の高いカーボン抵抗を使うしかなくなるかも知れません。カーボンアッテネーターが欲しい方は今のうちに確保しておいたほうがいいかも知れないですよ。

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