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オーディオショップ『試聴屋』オーナーが個人的な日記を書いています。
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スリットの時代(1)

MarantzSM-11s1rear.jpg
Marantz SM-11パワーアンプ



最近、大手メーカーから発売されたパワーアンプで妙なことが起こっています。写真はMarantz SM-11パワーアンプの背面です。写真が小さいので見にくいかも知れませんが、スピーカー端子のプラスとマイナスの間に黒い線が見えます。これはただの黒い線を印刷したものではなくて、実際に裏板を切ってスリット(切れ込み)を入れているのです。


下の写真はLuxman M-800Aです。この背面写真を見るとやはり同じようにスピーカー端子のプラスとマイナスの間にスリットを入れています。


LuxmanM-800Arear.jpg
Luxman M-800Aパワーアンプ背面


LUXの場合はそれだけでなく、入力端子の間にもスリットを切っています。しかも、念入りにRCA端子とバランス端子の両方です。


この意味は、電流が流れるとき、付近にある金属に流れる渦電流をカットしようということです。100Wも出せばスピーカー端子付近のパネルにはけっこう大きな渦電流が流れそうです。渦電流については昔からいろいろ言われてきました。「ケースが磁性体の場合には大きく出るものの、非磁性体ならそれほど気にしなくても良い」とか、「ケースの電気抵抗が低ければ渦電流が発生してもすぐショートして消えてしまうから影響はない」とか言われていて、今まであまり気にする人はいなかったと思います。それが、最近になってこのようなスリットが入れられるようになったというのは、渦電流の影響がはっきりわかるほどアンプの性能が上がってきたということなのかな?と思います。


一般に、市販アンプは鉄ケースを使っていますから、スリットを入れた効果が大きいのだとすれば、非磁性体のアルミケースを使っているSATRIアンプではほとんど影響がないことになります。スリットの効果を実験してみたいところですが、市販のアンプにスリットを入れるのはかなり大変です。鉄ケースを鉄ノコで切るだけでも大変ですが、それ以前にアンプを分解してスピーカー端子を取り外し、鉄ノコが中の部品に当たらないように、中身を取り出さなければなりません。切り屑がアンプ内に入るのもまずいので、考えただけでも大変そうです。でも、スリットのないアンプの音と、そのアンプにスリットを入れた後の音を比べなければ厳密な比較になりません。上のアンプを試聴するだけではスリットの効果はわからないのです。さてどうしましょうか。

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